キャス・キッドストンの世界に初めて触れたのは、もう数年以上前のことになります。まだ雑誌にも紹介されていなかったと思います。
ロンドンで偶然に店を見つけ、その世界観に即座に共感!、以来ロンドンを訪れるたびに寄りたい店(実際には時間がなくて行けないことが多いのですが)になりました。
Cool Brit Onlineでは陶器のシリーズだけしか扱っていませんが、キャス・キッドストンの製品の魅力はやはりテキスタイル・デザインと、それを使って生まれる空間の雰囲気、「空気感」だと思います。
「シャビーシック」というスタイルは、欧米では固定ファンの多いテイストだと思いますが、日本ではカントリースタイルの一部になってしまって、混同されているような部分があるような気がします。透明で洗練された世界は、「無地」や「強い色」ばかりが「スタイリッシュ」なのではないということを主張しているようです。
いつか彼女のファブリックを使って「心地よい大人の空間」をつくってみたいと思います。
彼女の本「ヴィンテージ・スタイル」が良い教科書になっています。